アマネ・グレイマン Amane Grayman
Skill class
GUNSTAR
Licence grade
GOLDENBAUM
 ヒュぺリオン氏族系アースマン。
 汎銀河調停者の資格をもつガンスターである。
 汎銀河調停者とは、銀河大航海時代中期に設立された独立法規機関プロトコル9の代理人となり(表向き)非強制の法規単独執行権を銀河ライブラリーの名において行使する独立遊撃保安官である。
 非強制とはいえ、銀河ライブラリー管理組織による法執行はほぼ全ての人類圏コミュニティにおいては絶対的な意味を持つため、法執行が理由もなく拒否されることは実質的にほぼ皆無である。
 しかしながら銀河ライブラリー管理組織というのも各星系の技術アカデミーの一部が連携しているような緩い存在であり、また広い銀河での活動は調停者も単独による対処となり各地域の統治機構等の助力を仰ぐ必要もあり、余程のことがなければ各地域の法に準じた行動を行なうことを求められている。
 ただし、独自の統治主義を掲げているギデオン会との折り合いは、表立って対立することは少ないもののあまりよろしいとは言えない。
 アマネは主にOZ協定圏における星間紛争調停を担当していたが、とある惑星での大規模バイオテロ事件の発生により逃亡した、重要指名手配犯の担当となり、長い追跡調査の末に惑星パライソへ辿りつき表向きパスファインダーメイデンの仕事をしながら、情報を収集する潜入捜査を行なっている。
 しかしながら無法の星である惑星パライソに到着した後はさっぱりと手がかりが途絶えてしまい、これといって捜査に進展のない日々が続いている。
 まあパスファインダーメイデンの仕事も性分に合っていないこともなく、最近は仮の姿でもなく本当に転職してみるのもよいかもしれないとも考えている。

 GUNSTAR 
 射撃武器は銀河七帝国時代に一般所有が全面禁止され製造方法まで一切が断絶された。しかしながら地下に潜り密かに伝えられた技術は、銀河大航海時代に至り近接戦闘というリスクを犯さず身を守るため、再び大量に生産されていくことになる。
 銃はそういった中で伝えられた武器のひとつで、携帯性と威力を兼ね備える射撃武器の傑作である。そしてこの武器の使い手たちは神速にして正確無比な射撃能力を誇り、何人もの英雄が銀河に名乗りをあげ、いつしか彼らはGUNSTARと呼ばれていた。
 GUNSTARの能力は、ただひたすらに圧倒的な火力をもってして敵を撃ち倒す、この一点に尽きる。
 よくも悪くもシンプルな、そのコンセプトの前に立ちはだかり続けることは容易なことではないだろう。
 他のスキルクラスと違い、単に銃の使い手の総称に過ぎないため、銃に関する技能以外はその本人の資質に依るところが大きい。