アミュ・マーロック Amu Malloc
Skill class
MAGIUS
Licence grade
GREENSEED
 優れた精神感応能力をもつアウスタンの末裔。
 アウスタン始祖族(エルダーアウスタン)は亜空間方術を作り出し、銀河ライブラリーの原形であるタオ・サイトロンを創造したとされる伝説の民である。
 そしてその技術力により旧銀河七帝国以前の支配層となったが、突如、何の前触れもなく彼らは銀河の表舞台から姿を消す。
 彼らが再び銀河史に再登場したのは七帝国の時代が終わり、銀河大航海時代へと移行してからのことであった。長い年月を経て彼らも多くのものを失い、今は力が支配する時代であり非力な彼らには若干居心地の悪い世界だが、それでも尚アウスタンは生まれついての魔法使いなのである。
 アミュはハリ星系技術アカデミーであるプロメシウム機関に所属していたが、こっそり趣味で研究していた禁止毒性物質を実験でうっかり盛大にやらかしてしまい、惑星パライソに逃亡。OZ協定重要指名手配犯、推定量刑凍結禁固約423億年(*)。
 なお、惑星パライソでこの事実を知るものは、多分おそらくきっと、いない。
 (*)OZ協定圏では量刑に単純加算法を採用している為。1人につき凍結禁固15〜20年程度。

 MAGIUS 
 亜空間方術の二大系統として聖霊系方術と対を成す理力系方術を専門とする理力術技者。
 かつて旧銀河七帝国の根幹を支えた銀河ライブラリーが存在する亜空間を仲介し様々な物理現象を発現・制御することができ、探索ではあらゆる方面に重要な役割を果たす。
 どの星間国家でも、ほぼもれなく技術アカデミーを抱えており、銀河ライブラリーの管理などを行うための術技者を輩出している。マギウスは旧銀河七帝国時代の遺産の管理が主業務であったが、未調査の遺跡などが発見されていき実地調査が行える者の需要が増えた結果、マギウスといえばこれらの遺跡への探索が行える実戦用理力系方術の専門者を指すようになった。
 万能に近い能力を行使する一方、マギウス本人は非常に貧弱であり、場数を踏んだ者でも肉体へ直接被害が及ぶとあっさりポックリ逝くほど弱い。
 このため方術を駆使した防御手段を講じるのだがそれでも十分ではないため、頑丈な肉壁もとい前衛となる仲間との行動が不可欠である。