About Gundemoniumシリーズに関する用語などを整理してみました。 気分次第で細部に変更が入る可能性は否定しません。 実在する歴史、団体、人物、国家、事件等と類似していても、まったく関係ないです。 |
■銃魔殿事件 Mission Gundemonium 1785年に発生。 ガンデモニウムに対するマトリクス代行者エリクシレルの反乱が、ローゼンクロイツ財団のエージェントであるエリス・ミルフォールによって極めて迅速に制圧された事件。 ■エリス・ミルフォール Eryth Millfall ローゼンクロイツ財団創立期より在籍している、最古参メンバーのひとり。錬金革命作戦当時は不在であり参加していない。銃魔殿事件後、マトリクス契約実験の被験者となり、これに成功している。 彼女の武器のひとつ、フォーチューンウィールはケルト十字(十字にリングを組み合わせたデザイン)を模している。これは薔薇十字も意味しており、ローゼンクロイツのシンボルマークである。 シンボルマークをブン投げて武器にしていいのかよ!とツッコミたくなるが、どこぞのバンパイアキラーも十字架ブン投げて吸血鬼退治しまくってるので、多分オッケー。 ■ローゼンクロイツ財団 Rozenkreuz 主人公であるエリスの所属する結社団体。 錬金革命より少し前の時期にジェルマンIII世によって設立されている。錬金革命時にジェルマンIII世が行方不明となった後は突出した有力者がなく、総帥の座は空位となり組織として弱体化していた。 ゲノレマソディー帝国崩壊後にローザ・クリストファーを総裁に迎え、活動の最盛期を迎える。 ■錬金革命と『プロトコル』 Alchemution and Xion Proto-call 異世界ケポリトとの接触により世界法則のいくつかが書き換えられ、画期的な世界変化を齎した世界改変計画。この計画の礎となったのが『プロトコル』と呼ばれるものであるが、その出自は不明。ジェルマンIII世によって持ち込まれたという話が有力であるが、当の本人は作戦時に行方不明となっている。 錬金革命後はこれらの計画に関わった結社の連合会議を『プロトコル』と呼称する。 これによる改変の結果、無尽蔵のマトリクスエネルギーの獲得と同時にケポリト勢力の浸透を招いた。 ■プレーンシフト Planeshift 錬金革命によって導入された空間位相干渉法。 位相シフトによって光速定数が変更され、時間の流れもそれに伴って変化する。 光の屈折のような現象が空間と時間に対して行われていると考えるとよい。 元々は星の海を渡るための基礎技術であった。 ■マトリクス Matrix 『プロトコル』結社団体連合による錬金革命によって齎された(かっぱらってきた)、賢者の石。 このとき持ち帰られたマトリクスは全部で6種類。 それぞれに対応するデモニウムが存在することが確認され、デモニウム群出現後はマトリクスの処理能力の大半をこれの対策に割かれており、マトリクスは本来の機能の100分の1も発揮できていない。 ■デモニウム群 Demonium order マトリクスの機能を補完する防衛システム。だったのだが、肝心のマトリクスを人類にかっぱらわれてしまったので取り返しにきた。これを橋頭堡としてケポリト勢力が人類圏に大量に流れ込んだ。仕方ないのでマトリクスの能力の大半を費やし、この防衛システムを機能凍結させてなんとか時間を稼いでいる。 7番目のガンデモニウム対応としてエリクシレルが作られ成功を収めた。が、それ以降の擬似マトリクス制御体の作成が上手くいかず、銃魔殿事件の発生に至り以降マトリクスマスター計画へとシフトした。 ■フェイズレベル PhaseLevel 異世界ケポリトの侵食による世界法則の位相偏差度数を数値化したもの。 より高い数値であるほどケポリトに寄った領域であることを示すが、計測数値の結果は計測者によって異なるという現象が発生するため、客観的な計測が不可能となる。 これは同一時間に多重並行した領域空間が存在していることに起因する。 当初は10段階しか計測できなかったが、後の技術改革によって21段階の存在を確認されている。 ■デモニックチャレンジ DemonicChallenge 高純度フェイズレベルにおける統一領域を調査するために設けられた、実験プログラムの総称。 極限に近い戦闘状況を再現するため、その実現前提として完全なデータが必要となる。 デモニックドーン作戦時ではアルターブレイクによってデータ構成手続きの完成を見た。 ■マトリクスマスター Matrix Master デモニウム群の出現によって利用用途が大幅に制限されてしまったため、遠隔地でその能力の一部を利用できるように開発された召喚機構。デモニウム群によるゲート展開機構を解析して作られた。 最初に実現したルビーマトリクスからパールマトリクスまで6種7体のマスターが構築された。 |
■デモニックドーン作戦 Mission DemonicDawn 1795年に決行される。 新技術実験が成功を収め、ケポリト内での戦闘に目処のたった『プロトコル』結社団体連合によるケポリト反攻殲滅作戦。勢いあまってケポリトそのものが崩壊してしまい、また多大な犠牲が出た。 ■エリクシレル・クロムマトリクスプロキシー Elixirel chrome matrix proxy 7番目のデモニウム・ガンデモニウム対策として人工的に作られた擬似マトリクス制御体。 その無尽蔵のエネルギーは、通常4日と16時間かけて精練される専用バレットが必要なバベルレンジを常時使用可能にするほどであり、エリスにしてみればどうみても理不尽な話である。 ローゼンクロイツ財団にて研究されていた擬人練成技術が流用されていることになっている。 が、銃魔殿事件の際にエリス・ミルフォールによってなされた、抹殺→霊魂再生後もその能力を実質的に維持しているので、なにがどーなってるのかもーわけがわからない。 再生後はすっかり記憶がとんでしまったのかエリスに懐いてしまっており、人類への敵愾心は消失している。が、機能の大半の使い方がわからないとはいえガンデモニウムをほぼ完全支配しており、エリクシレルを保護観察下に置くローゼンクロイツ財団の危険性を指摘する声もある。 ■バベルレンジ BabelRange 人類はマトリクスの力を様々な分野に使い、発展させようとした。その成果のひとつが、マトリクスによる金属『輝銀』の精練である。この特殊金属を使用した装備は、空間位相干渉による防御フィールドをもつケポリト勢力に対して、多大なる効果を挙げることになった。この輝銀を高精度まで精練し作られた弾丸レンジバレットは人類のもちうる最高の武器のひとつであり、バベルレンジはこれを一分間に666発射撃することが可能な性能をもつが、弾丸が勿体ないので通常儀装では60連装に制限されている。 エリクシレルの使用時は弾丸を補給する必要がないので無限使用が可能だが、野放しにすると余りにも危ないというか財団本部が半壊したので、ダウンサイジングによる火力の制限処理が施された。 また、この件によって弾数自己補給型フルスペックバベルレンジの開発が無期限凍結された。 ■アルターブレイク Alterbreak 制圧領域。 ケポリト反攻を支えた基礎技術であり、個体撃破時に発生(というか強奪)するマナリソースによって、領域内の物理法則を人類側のものに全自動で書き換える優れモノ技術。 即ちこれが発生するということは、その領域が人類圏制圧下に入ったことを意味する。 錬金革命作戦時はこの技術がなく、人力書き換えだったので効率が悪いどころの話ではなかった。 ■事象境界航路 Phenomene Frontiere Ligne 玉座ケテルへと通ずる直結航路。Area3の舞台。 錬金革命作戦の際、うんざりするほど大量の犠牲の果てに開拓されたもので、ローゼンクロイツ財団側の航路1358とファーイースト騎士団側の航路1269が知られている。 ■ファーイースト騎士団 Far East Temple Knights 遥か東方の地に位置する結社団体。 ローゼンクロイツ財団と同じく魔術体系に長じる団体であり、錬金革命作戦の際に本部隊航路開拓を担っていたり、マトリクス制御の基礎技術にも貢献している。 マトリクスに匹敵する3種の神遺器レリックを管理下に置く。 ■レリック Relics ファーイースト騎士団の前身となる宗教結社創始者によって齎された剣鏡魂3つの力。 これを人間が扱える範囲に複製したものがレリックウェポン神遺器である。オリジナルレリックは1281年の戦役の際に使用されたが、周囲500kmほどの範囲が概ね消滅したため以後厳重に封印された。 ■高天 薙 (たかま なぎ) Nagi Takama 錬金革命作戦に参加した神威巫女の一人。神威巫女から構成された精鋭部隊は撤収作戦中のロータス遭遇後に壊滅しており、彼女はその数少ない生き残りであったが、脱出の際の無差別跳躍により数十年の時間を失った。そのときの借りを返すため、デモニックドーン作戦に参加する。 Area4Dがブレイク済み状態なのは、先に到着した薙によって制圧済みであった為である。 ■ケポリト Que Pholith 人類圏と異なる世界。人が住めるような世界ではないため、(人から見て)地獄とも呼ばれている。 マトリクスはその地獄の底、ヨルドの泉より持ち帰られた。 デモニックドーン作戦の後、最後のマトリクス・ロータスを失って崩壊。 ■アルターウェポン AlterWeapon マトリクスを失ったケポリトの最終防衛ライン。元はデモニウム群のもつ防衛機構のひとつで、各マトリクスの特性を引き継いでおり、デモニウムから分離された後はロータスの管理下にある。 エリスらによって全部破壊されている。 ■プリムローズ Primrose ケポリト最深部ヨルドの泉を管理する道化であり、玉座の案内人。 実体をもたないマトリクス・ロータスはプリムローズに憑依することで物質界へ干渉することができる。 エリスらによって破壊されている。 ■マトリクス・ロータス MatrixLord Lotus ケポリト最後に存在したマトリクスであり、マトリクスの王。 元々は7番目のガンデモニウムと対となるマトリクスであったと推測されるが、ケポリト崩壊後は存在が確認されていない。南〜無〜 |
■ローザ・クリストファー Rosa Christfer ゲノレマソディー帝国の侵攻により家族を奪われ、その復讐のために帝国を滅ぼした人形遣い。 このとき使用した人形たちはすべて、これから彼女が出会うべき人物をモチーフとして作られているが、ローザ自身にはそれを知るすべはない。帝国崩壊後、ローゼンクロイツ財団に総帥として迎えられる。 人形遣いなのに他人に操られているような気もしないでもない。 ■ゲノレマソディー帝国 Genoremasody Reich 錬金革命以前より存在していた帝国だが、革命後に発達した万能科学技術により、急激にその勢力圏を広げていた、とてもこの年代のものとは思えぬほど高度な機械化帝国。 1757年に滅亡。 このような時代不相応の国は、時間歴史の持つ調停能力によってあっさり滅ぶ運命にあるらしい。 ■クロイツェル・ヴィルヘルム Kreutzer Willhelm XIII ローザの能力を見出し、帝国を滅ぼさせた人形師。それは彼女自身の望みであった。 試作品の人形が強すぎると宇宙に捨てたり、客観的に見て結構無茶苦茶なことをしている。 彼女がローザのために作った人形たちは、全てローザの未来にゆかりのある人物をモチーフとしている。 ■エイビスアヴェンジャー Abyss Avenger 帝国軍の戦略級大型兵器に搭載されている戦略制圧装置。 起動準備にある程度の時間を要するが、起動後は文字通り一撃必殺の威力を発揮する。 ■リーフ Leaf / Alchenoid Tiphereth マンドラゴラの葉から造られた人形。アルケノイド・ティファレス。 クロイツェルがローザと出会う以前に完成させていた唯一の人形であり、若干ローザの能力とかみ合わない部分がある。これ以外の人形はローザの能力に応じてカスタマイズされた派生バージョンである。 これらの人形製作技術は、ローザの手によってローゼンクロイツ財団に持ち込まれた。 ■アール Earl / Alchenoid Binah エリクシレル量産化バージョン、をモチーフとした人形。アルケノイド・ビナー。 肉体的な能力はエリクシレルに劣るところはないが搭載されるべき霊魂がなく、意志の力がとても弱いためオリジナルに匹敵するレベルのマトリクス制御能力を得るに十分ではなかった。 戦力としては十分な水準にあり、ローゼンクロイツ財団の勢力拡大に多大な貢献をしている。 用途に応じて様々なバリエーションが存在し、ドールとしてモデルになったのは汎用型typeRである。 ■プラチナ Platina / Alchenoid Kether クロイツェルがローザのためにつくった人形はリーフ、クローベル、アッサム、ルーティ、アール、ディンブラ、シッキム、ペコの8種で、残り4種の人形は作られていない。 もし、それらが物語に登場してくるならば、それはきっとローザの記憶違いなのだろう。 ■フール Fool エリス・ミルフォールの姉にあたる人物をモデルとした人形。なのだが、そんなものは作られていない。 本人自体はそれほど有能ではない…むしろどちらかというと無能なのだが、限定条件下量子的多重世界選択能力者であり、その能力が行使されるたびにその世界は存在しなかったことになる。 その存在数は事実上無限であり、それは『プロトコル』世界の終焉まで終わることはないであろう。 ■スフィア13 Sphere 13 破棄された筈の人形であったが、何故か1体だけ残っていた113番目の人形。 この物語を紡ぐ運命の人形は112体であるべきで、存在せざるイレギュラー・ワン。 |
■リトルグリーン戦役 Nightmare Little Greens 19800年頃発生。 地球に大量の緑色の宇宙人が飛来したことから始まった、人類初の本格的な星間戦争。 100年以上に渡る長い戦いの末、緑色の宇宙人の駆逐に成功し、以後彼らを地上では見ることはなくなった。噂ではわずかな生き残りが地底に逃れているという都市伝説が実しやかに囁かれている。 |
06/04/17 ヒトガタハッパの項目を追加 06/09/09 アルターウェポン、プリムローズを追記、その他の項目を追加 06/11/12 バベルレンジ、レリック、フールを追記 |