Prologue 

 −かつて彼方より来たる者たち、ヒトに曙光をもたらし、すべてを与え、そしてヒトと共にあった。
 いつしかヒトが幼年の揺り籠を出る頃、彼らはヒトの前から姿を消していたが、去って尚も言霊として魂の記憶に残り続けている。

 そして1000年の夜が来たるその日、いにしえの者どもが再びこの地に降り立ったのである。